＜詞全文＞

生きる
詞・Koozy


目の前に広がる雪景色は残酷なくらい
何事もなかったかのように 美しくて
空を見上げると　変わらない青空と
目映(まばゆ)い陽(ひ)の光が降り注いでいる


人はすごくちっぽけな弱い存在で
呼吸(いき)をしているのかどうかも分からず
雪の結晶のように　触れただけで
溶けてしまいそうなくらい時に脆(もろ)くて


生きることは　時に無情で 残酷で
やり場のない思いも感じたりもして
楽なことばかりじゃないけれど
理不尽なこともあるだろうけれど


つらさとか 苦しみとか 悔しさとか
日々の暮らしの中で感じることは
決して いいことばかりじゃないけれど
折れてしまいそうなこともあるけれど


今ここで確かに言えることなんて
ほとんどないのかも知れないけれど
１つだけ言えることは とにかく生きろ
どこにいても生きろ 今を必死に生きろ




希望とか 絆とか 奇跡とか 未来とか
信じても　別に信じなくてもいい
腐ったままでも　捻(ひね)くれていてもいい
ありのままの正直な姿のままでいい


たった１つだけ　今 君に出来ることは
今この瞬間を ただ必死に生きていくこと
過去でもなく 未来でもなく 今この時間(とき)を
歯を食いしばって 必死に生きていくこと


社会のためとか 誰かのためとかじゃなく
まず何よりも　自分のために生きろ
生きる意味なんて 考えなくてもいい
ただ 必死になって 今この時を生きろ


たった１つだけ　今 君に出来ることは
今日をただ 必死に生きていくこと
たった１つだけ　明日 君に出来ることは
明日もただ 必死に生きていくこと




今は地面を覆いつくす雪だけが
目の前 一面に広がっているけれど
この雪が溶けたら　この場所にも
小さな芽が再び芽生えてくるから


たった１つだけ　今 君に出来ることは
今この瞬間を ただ必死に生きていくこと
過去でもなく 未来でもなく 今この時間(とき)を
歯を食いしばって 必死に生きていくこと


たった１つだけ　今 君に出来ることは
今日をただ 必死に生きていくこと
たった１つだけ　明日 君に出来ることは
明日もただ 必死に生きていくこと




Copyright © 2014 Koozy　All Rights Reserved.

＜作品説明＞

生きる
（2014年 作品）

この作品は、2014年3月11日に発表された作品です（撮影地：宮城県名取市）。
時代や環境を越えて、どんな人にでも共通に与えられた使命でもある「生きる事」。
ただシンプルに、人が「生きる」と言う事に対して、どう向き合っていき、実際にどのように行動していくか。
その人自身が自分に与えられた「生きる」というテーマを、ストレートに描いた作品となります。



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