Monthly写真詞集
Vol.6 "2001"


2001m.jpg作品写真2001 -2012 remake version- <写真+フレーズ>.jpg写真+フレーズ

<詞全文>

2001
詞・Koozy


子供の頃 21世紀になったら絶対に
理想の自分になれていると思っていた
夢も目標も全て叶えていると思っていた
夢で描いた姿で生きていると思っていた

でも 現実ってヤツはそんなに甘くもなく
全然違った姿の自分がそこに立っていた
「そうじゃない」と心は叫び続けたけど
小さなプライドにいつも掻(か)き消されていた

柄にもなく一瞬 エリートなんてモノに
なったりもしたけど 鏡の中の姿を見て
気づけば 本当の自分を映したくなった
気づけば 荷物を全て 投げ捨てていた

2001 あの時 みんなから反対されても
2001 あの時 何度バカにされようとも
ただ 真っすぐ 走っていきたかった
ただ ありのままの自分を貫きたかった



自分が今からどこまで進んでいけるのか
分からないけれど2001 心に決めた以上
とにかく この足が動かなくなるまでは
行けるところまで 行ってみようと思った

カメラ片手にひたすら街を撮っていたら
数え切れないくらいの顔や彩(いろ)と出逢い
たくさんの喜びや悲しみにも出逢って
色んな奴等(やつら)と共に 泣き笑ったりもした

絶対にオレ自身に負けたくなかった
絶対に自分にウソをつきたくなかった
絶対に言い訳なんかしたくなかった
とにかく今やるしかないと思っていた

自分がどこまで進んでいけるのかは
分からないけど2001 心に決めた以上
5%の格好良さと95%の不器用さと共に
自分の未来図を見届けてやろうと思った



小さなプライドは簡単に打ち砕かれて
何度もボロボロになってきたけれど
心に決めた以上 後ろなんて振り返らず
前だけを見て がむしゃらに走り続けた

自分がどこまで進んでいけるのかは
分からないけど 2012 走り続けている以上
何度転んでも 何度でも立ち上がって
行けるところまで 走り続けてみせるよ



Copyright © 2012 Koozy All Rights Reserved.


<作品説明>

2001
(2011年 作品 / 2012年 改編)

この作品のオリジナルは、2011年に作成され、2011年の写真詞集展「クローバー」にも、出展されました。2012年に詞の内容を
一部改編して、リニューアル作品として、生まれ変わりました。

この詞は、2001年における作者の実体験を基に描かれています。2001年、作者はこの作品集の原点とも言える、フォトグラファー
としての活動を本格的にスタートしました。

その過程に至るまで、またその過程の中で、作者は様々な葛藤にぶつかりながら、必死で目の前のことをこなしていましたが、
その当時の様子が写真の中にも、詞の中にも描かれています。

作品と共に、あなたも自分の原点とも言える時期を思い出し、振り返ってみて下さい。


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