Monthly写真詞集
Vol.11 "時間(とき)の破片(かけら)"


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<詞全文>

時間(とき)の破片(かけら)
詞・Koozy


いつしか 失われていった夢と希望と
目の前に残された 「現実(いま)」の姿に
何1つ 明日を描く事も出来ず
同じ場所でただ1人 立ち尽くしていた


あの日 雨に濡れて 身動きも出来ず
絶望の中でただ1人 取り残された
途方に暮れて 涙さえも失ってしまい
絶望の中でただ1人 震えていた


あの日の出来事は ずっと忘れられない
消えない記憶として残っているけど
いつしか 空一面の雲は晴れていき
目の前に広がる空は 青く澄み渡っていった


ただ1人 「昨日」に取り残されて
涙と笑顔を忘れてしまったとしても
この先に続いていく 明日の空へと向かって
この場所から 少しずつ時間(とき)を取り戻していく




いつしか 失われてしまった涙と笑顔が
戻る事を信じられず 昨日までの日々
時間(とき)の破片(かけら)を繋(つな)げていく事も出来ずに
同じ場所でただ1人 必死にもがき続けた


明日はまだ ハッキリと描けなかったけど
目の前の「現実(いま)」を 一片(ひとひら)の運命だと受け入れ
素直に自分と向き合えた時 とめどなく涙が溢れ出し
あの日から止まっていた時間が 再び動き始めた


昨日までの空は 灰色の雲ばかりで
見渡す限り 覆いつくされていたけど
やがて 空一面の雲は晴れていき
目の前に広がる空は 青く澄み渡っていった


ただ1人 「昨日」から再び 立ち上がり
涙と笑顔を少しずつ思い出した不器用な私は
この先に続いていく 明日の空へと向かって
この場所から 少しずつ時間(とき)を作り上げていく




どんな運命に 見舞われたとしても
人はいつでも 哀しみと喜びの間で
希望の光を探しながら 涙と笑顔を繰り返し
明日へと向かって 今ここで生きている


ただ1人 「昨日」から再び 歩き出し
涙と笑顔をようやく取り戻した 等身大(あるがまま)の私は
この先に続いていく 明日の空へと向かって
この場所から 少しずつ時間(とき)の破片(かけら)を繋(つな)げていく


この先に続いていく 明日の空へと向かって
この場所から 少しずつ時間(とき)の破片(かけら)を繋(つな)げていく




Copyright © 2015 Koozy All Rights Reserved.


<作品説明>

時間(とき)の破片(かけら)
(2015年 作品)


この作品は、2015年3月11日に発表された作品です。
大きな挫折や絶望に見舞われ、深く傷ついた時、そこから再び歩み出す事は、
すぐには出来ないかも知れません。

ただ、そんな自分の状態とは別に、時間は変わらずに流れています。

そんな自然な時間の流れが進むにつれて、徐々に自分の中で止まっていた時間が
再び動き始め出す時は、やがて訪れます。


これまで止まっていた時間(とき)の破片(かけら)を繋(つな)げて、
そこから新しい未来を作り上げていくために。


どんな状況からでも、人は未来を作り上げる事が出来る。
その願いを込めた作品となります。


尚、作品写真は、岩手県陸前高田市にある「奇跡の一本松」となります。



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